Record of books

最近更新していなかった.
論文をsubmitしたら,即rejectされた.内容と投稿先のミスマッチによるもの.今年中に再投稿したいが…….

ともかく,ここ最近で読んだ本(一部).

岬にての物語 (新潮文庫)

岬にての物語 (新潮文庫)

短編集.『頭文字』『志賀寺上人の恋』が特に気に入った.三島の作品ではこういう貴族的雰囲気の残るものが私的好みである.

森博嗣の新作.S&Mシリーズの最初から読んでいる者としては,まさしく至福である.クライマックスが近いと思われる.もっとも,すでに事後の話は書かれているような気もするが.

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語 (上) (講談社BOX)

物語シリーズ最新作.気のせいだろうか,怪異が出てきていないような.正直ここまで続くとは思っていなかった.アニメセカンドシーズンもまもなく最終回.シリーズはすべてアニメ化が決定しているはずだが,最後まで公開されるのはいつのことか.

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

Que suis-je pour elle? が体現されたような作品.傑作だと思うが,一部余計なところがある.

つい手に取ってしまったわけだが,筆者の御母堂の話が殊に印象的であった.

積ん読と化していたのを思い出して読破.サブタイトルが長い.これもまた,アリソンの最初から読んでいる者にとっては,オールスターであって,非常に楽しめる.時雨沢先生ありがとう.

ジ、エクストリーム、スキヤキ

ジ、エクストリーム、スキヤキ

スキヤキが好きである.普段自分が食べているものが,実はスキヤキ鍋なのではないかと思った.

経済・政治その他.至道流星氏の作品は現実とフィクションが巧みに交錯して,リアリティの確立がすごい.現実的だというのでなく,整合性があるという意味において.最近『東京より憎しみをこめて』という新シリーズが始まったので,そちらも読む予定.いつも思うが,至道氏の出版ペースはかなり早い.『大日本サムライガール』の最新刊も来月出るというではないか.


年末なので,本を大量に買い込んでしまう.読む時間をとれず,大半が積ん読という悲しい状況.
桜庭一樹GOSICK RED』の発売日である.まさか続編が出るとは思わなかった.ビクトリカ,一弥に期待.