En Suisse 01

スイスに到着して1週間経過した.夏だが,ここのところ涼しい気候が続いている.はやく暖かくなってほしいものである.
スイスの公用語は,主にフランス語・英語・ドイツ語・イタリア語である.大体どこに行っても,複数の言語表記が見られる.言語地域の境界で,看板等の表記が変わるのはもちろん,電車内のアナウンスまで変わる.乗客をみていても,実に多様な言語使用者がいるようで,数か国語がまじりあった話し声が聞こえてくる.日本ではなかなか味わえない光景である.
公共の施設では,概ね英語が通じるようであるが,せっかくフランス語を学んだので,何かあるときには,できるだけフランス語を使うようにしている.ところが,相手があまりにも早口だったり,知らない単語があったりで,なかなかに苦労する.英語はどうかというと,フランス語訛りの英語だったりして,聞き取りに苦労する.
いろいろな地域の学生と交流できてなかなかに楽しい環境である.いまのところ,イタリア・アメリカ・スイス・ギリシア・トルコからの人々と交流がある.しばらくの滞在となるので,交流を楽しみたい.

神の代理人 (新潮文庫)

神の代理人 (新潮文庫)

教皇ベネディクトゥス16世の退位にともなって,ブエノスアイレス大司教のベルゴリオ枢機卿教皇フランキスクスとして着座した.こういう機会に読む本としては最適である.中世の4人の教皇の物語である.現代の教皇と違って,教会権威の強い時代の教皇であるから,いまとなっては信じがたいエピソードが数々語られる.教皇自ら出陣するとはいかがなものか?

ヨーロッパには,いくつものカテドラルがあるので,この機会に訪問したいと思っている.すでに滞在先のカテドラルには足を運んだ.パリへのアクセスも悪くはないので,是非パリ大司教座も見ておきたい.できれば,ケルン大司教座も見たいが,いささか遠い.