En Suisse 04
日曜日.たいていの店は閉店である.日差しが強いので,日焼けに注意しなければならない.しかし,体感としてはそれほど暑くはならず,日蔭などはむしろ涼しい.公園のベンチに腰かけて,トルストイを読みふけった.スイスにいながら,私は,ロシアに行ったのである.日本にいながらでもできることだろうか.いや,こういう環境でする読書は心躍るものがある.
日本を不在にする2か月間に発売される本や漫画をフォローできないのは少し悲しいが,そういった類のものから一度距離を置くことも必要だろうか.
こちらは,非常に日が長く,夜9時を過ぎてもなお明るい.夜10時をすぎてようやく暗くなり始めるのである.だからといって,夜眠れないということはない.むしろよく眠れる.しかも朝の陽ざしで自然に目が覚める.実に健康的な生活を送っている.
今週から,本格的に実験を開始する.そのまえに,受け入れ先のProfessorとdiscussionをしなければならない.
- 作者: 至道流星,霜月えいと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/11
- メディア: 文庫
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ラノベは,ひとつの文芸ジャンルとして確実にその基礎を築いたものと思われる.メディアワークス文庫の成功がそれを証明する.もうすこし前なら,メディアワークス文庫は,ライトノベルと言ってもおかしくはなかった.けれども,今はライトノベルからも,一般文芸からも一定の距離を持ったレーベルとして確立された気がしている.では,肝心のライトノベルはどうなのかと言えば,電撃文庫の手厚いラインナップをはじめ,各社健闘していると信じたい.殊に電撃文庫の成功は非常に顕著であるように思われる.『俺の妹』シリーズや,『とある魔術の禁書目録』などのビッグタイトルがいくつかある.個人的に注目している『魔法科高校の劣等生』シリーズも今後大きく育つと思う.
脱線につぐ脱線の末,論旨があいまいになってしまった.乱暴にまとめると,今後も日本のサブカル文芸界は期待できるということである.人によって意見は異なるだろうけれども.