マンガ<屋上姫>
たまには,マンガの話も書いてみる.
私は,マンガをよく読む.たくさん読む.
高校生のころまでは,あまりマンガを読まなかった.小説や,講談社ブルーバックスのような科学入門書が多かったと思う.
ところが,大学入学後,徐々にマンガに触れる機会は増え,今となっては1週間に1度は書店に赴き,マンガをスクリーニング(新刊探し)するくらいである.
最近見つけたのが『屋上姫』である.
- 作者: TOBI
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/02/12
- メディア: コミック
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- 作者: TOBI
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/08/12
- メディア: コミック
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高校生となった黛陽平は,入学式の日に生徒会長・霞上澄花に出会う.澄花は,容姿端麗・成績優秀で,家柄も良い.黛は,澄花が「屋上姫」と呼ばれていることを知る.
放課後,屋上に澄花の姿を認めた黛は,会えるかも知れぬという期待を持って屋上へ向かう.澄花は唐突に云った.「私たち,付き合ってみない?」
このマンガは絵柄が良い.ヒロインの澄花からは,上品な雰囲気が匂い立っている.
澄花の唐突な発言は,黛に困惑と喜びをもたらすが,黛は澄花のような高嶺の花が自分のことを本当に好いてくれているのか疑念を持つ.一方で,澄花は黛に交際を提案することで,自分の気持ちを偽ろうとする.
結局,黛も澄花も,偽りの関係に苦しむことになる.それどころか,黛の幼なじみである結子もまた,黛と澄花の関係を知って苦しむ.
まだ2巻しか発刊されていないため,物語がどのような着地点を目指すのか分からない.ハッピーエンドならば良いのだが.
元々は澄花の行動によって生じた歪みが,物語の進行に合わせて大きくなっていく.不安定なひずみは,上手く解消されるのか,次巻発売の2012年1月を楽しみにしている.